上籠谷のフジ
息をのむほどの紫に包まれる、樹齢120年を超える神秘
栃木県宇都宮市の上籠谷地区に、悠久の時を超えて咲き誇る巨大な藤の木があります。推定樹齢は120年を超えると言われ、その生命力と美しさは訪れる人々を圧倒します。春になると、広大な藤棚から垂れ下がる紫色の花房は、まるで空から降り注ぐ紫の雨のよう。風に揺れる花房は甘く優しい香りを運び、あたり一面を幻想的な雰囲気に包み込みます。そのスケールの大きさ、花の密度の高さ、そして古木の持つ風格は、他の藤とは一線を画す、まさに自然の芸術品です。
上籠谷の大藤は、地元の人々によって大切に守り育てられてきました。その姿は、長きにわたりこの地を見守ってきた歴史の証であり、自然の力強さと優しさを教えてくれます。
藤の花が見頃を迎える4月下旬から5月上旬には、多くの観光客がその美しさを一目見ようと訪れます。藤棚の下を歩けば、まるで紫色のトンネルの中にいるような、忘れられない感動体験となるでしょう。
藤の開花状況2025
column フォトコレクション
真下から写真を撮ると、まるで万華鏡!マクロレンズや望遠レンズを使うと、より雰囲気が出ます。
よくみると「マメ科」であることに気づかされますね。夜に撮ると、打ち上げ花火のような作品になります。
皆さん、藤の花のつぼみをご覧になったことはありますか?
つぼみの頃は稲穂のような、1本のバナナのような形状をしており、満開の頃の長く美しい房となって垂れ下がる姿とは別物なので、少しびっくりですね!
基本情報
- 住所
- 〒321-3233
栃木県宇都宮市上籠谷町2955 - 営業時間
- 個人宅なのでご配慮下さい
- 料金
- 無料
- アクセス(車)
- ・東北自動車道「宇都宮IC」から約35分
・東北自動車道「鹿沼IC」から約40分
・北関東自動車道「宇都宮上三川IC」から約20分 - アクセス(公共交通機関)
- ・JR宇都宮駅から関東バス「真岡営業所」行きで約25分、「西中台」下車、徒歩約20分
- 駐車場(台数)
- あり
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※施設情報が変更される場合があります。最新情報は各公式サイト等をご確認ください。