はじめてでも楽しめるジャズの街宇都宮!老舗ジャズバーからジャズイベントまで
街のあちこちでジャズの音色が響く宇都宮。老舗のジャズバーから、熱気あふれるライブハウスまで、多彩なステージで本格的な演奏を楽しめます。宇都宮のジャズの魅力や、初心者でも気軽に楽しむ方法、さらに注目のジャズイベント情報までたっぷりとご紹介します。ジャズのリズムに身を委ねる、特別な旅へ出かけてみませんか?
INDEX

宇都宮ジャズの魅力
宇都宮は「ジャズの街」として、長年にわたり音楽ファンを魅了してきました。最大の魅力は、ジャズが日常に溶け込んでいること。宇都宮ジャズ協会に加盟するお店では、毎日どこかでプロの生演奏が響き、街を歩けば毎月のようにジャズイベントも開催されています。
ジャズはその日の気分や観客の反応に合わせるため、同じ演奏は二度と聴けません。奏者の息づかいや観客の熱気が一体となり、特別な空間を創り出します。いつでも出会えるけど、いつも新しい。そんな一期一会の感動を、ぜひ宇都宮で体感してください。
誰でも弾ける!宇都宮「まちかどピアノ」体験
宇都宮市内にあるコミュニティ施設「ミライト一条」に設置された「まちかどピアノ」。
宇都宮市の軽音楽振興を目的に設置され、音楽を通じた市民同士の交流の場としても親しまれています。
事前申し込みは不要で、無料で誰でも演奏できるのが魅力。ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。

宇都宮はなぜ「ジャズの街」なのか?
宇都宮のジャズ文化の始まりは終戦後に遡ります。当時市内にあった米軍基地のクラブなどでジャズバンドが活躍し、次第に市民へ広まっていきました。1960年代になると、「近代人」をはじめとするジャズ喫茶が続々オープン。ジャズ界のレジェンド・渡辺貞夫氏など多くのミュージシャンがライブを行いました。その後、1990年代から年間を通じて様々なジャズイベントが実施されるようになり、「ジャズの街」としての歩みが本格化します。
さらに、宇都宮市の姉妹都市であるフランス・オルレアン市は、ジャズ発祥の地アメリカ・ニューオーリンズが名前の由来。そんな縁から、宇都宮では本場ミュージシャンを招いたライブも開催されるようになり、今では名実ともに「ジャズの街」として知られるようになりました。
宇都宮が生んだ、ジャズの名プレイヤーたち
日本のジャズ界を牽引する世界的アルトサックス奏者、渡辺貞夫氏。彼が生まれ育ったのが、ここ宇都宮です。彼の音楽は、今なお市内のジャズバーやイベントで大切に演奏され、多くのミュージシャンに影響を与えています。その魂を受け継いだ実力派のベテランはもちろん、新たな感性でシーンを盛り上げる若手プレイヤーも次々と登場。宇都宮のジャズシーンは、レジェンドへの敬意と未来への挑戦が共存し、絶えず進化を続けています。

日本のジャズシーンで活躍する、宇都宮出身のミュージシャンお二人にお話を伺いました。
- 宇都宮ジャズの魅力とはなんですか?

- 岡田麻友美(ジャズピアニスト)
- 宇都宮はジャズを身近に楽しめるお店が沢山あってライブも毎日どこかのお店で開催してますし、初心者でもジャムセッションでミュージシャンと共演できるなどリスナーとミュージシャンの交流も盛んなところも魅力の一つです。

- 稲見郁恵(フルート奏者)
- ジャズの街宇都宮は野外イベントやライブ、パーティでのジャズ演奏の機会がとても多いので市民の方にも広く認知されてきました。お客様もジャズの楽しみ方が分かっていて演奏を盛り上げて下さるので、とても演奏をする甲斐があります。益々ジャズが盛んになる様に頑張ります。

岡田麻友美 宇都宮生まれ。宇都宮短期大学附属高校、宇都宮短期大学及び同研究科・ピアノ科卒業 英国・ダーティントン芸術大学サマースクール参加。イタリア・ロッシーニ国立音楽院卒業。ジャズピアノをStefania Tallini, Massimiliano Rocchetta, Oscar Del Barba、オーケストレーション、アレンジをGian Marco Gualandiに師事。イタリアでは、音楽教室で指導にあたる傍ら、Eros Rambaldi, Enrico Rò と共に演奏活動し、ジャンルを問わず、オペラやヴァイオリンの伴奏、リンディーホップの伴奏、また、演劇や映像とのコラボレーションもしてきた。2022年秋、15年半住んだイタリアから帰国、日本での活動を始める。 |
稲見郁恵 宇都宮市生まれ。小学四年生よりフルートを始めBigBandに参加。 オーストリア ウィーン市立音楽大学に4年間留学。 ジャズの本場ニューヨークにてカウントベイシー楽団の花形奏者フランクウェス氏からレッスンを受ける。 現在は首都圏に於いて各種イベント、ホテルラウンジ、 パーティー演奏、多彩な演奏活動を行っている。 |
初心者OK!ジャズを楽しむために、知っておきたいQ&A
初めてのジャズバーは、少し緊張しますよね。でも大丈夫。楽しみ方のポイントさえ押さえれば、誰でも素敵な夜を過ごせます。よくある質問をまとめてみました。
- ジャズの曲を知らなくても楽しめる?

- もちろん問題ありません。まずは目の前で繰り広げられる生演奏の迫力を体感し、その場の雰囲気を楽しんでください。その中で気になる曲を見つけたら、別の演奏を聴いて違いを味わうのもおすすめです。

- ジャズバーは敷居が高そう…。

- 初めての方も大歓迎なので心配いりませんが、宇都宮にはレストランやカフェで演奏を楽しめるお店も。まずは食事と一緒に気軽に体験してみてはいかがでしょうか。

- 料金はいくらくらい?

- 飲食代のほかに「ミュージックチャージ」がかかります。いわばライブのチケット代です。店舗によりますが、だいたい500円~1500円程度が目安。1ドリンク料金とセットになっている場合もあります。

- 開始時刻が複数あるのはなんで?

- ジャズライブは基本2〜3部制で行われるためです。注意したいのが「入替制の有無」。もし「入れ替えあり」の場合、基本料金で聴けるのは最初の1ステージのみとなります。他のステージも続けて聴くためには、追加で料金が必要となるのでしっかり確認してみましょう。

- 事前にチケットは用意した方がいいの?

- 基本的に、事前予約の必要はありません。土休日は公演が混む可能性があるので、心配な場合は店舗にお電話で直接予約をすると良いでしょう。

個性あふれるおすすめジャズバー
老舗の風格漂う名店から、ジャズと共にお酒・料理を堪能できるお店まで。宇都宮の夜を彩るジャズバーは、個性豊かな魅力にあふれています。
- フリーフライト
- インダルスドリーム
- 近代人
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ランチタイムもジャズを満喫!
ジャズは夜だけの楽しみではありません。宇都宮には、昼間から気軽に音楽に浸れる場所がたくさんあります。歴史あるジャズ喫茶では、レコードやCDから流れる名曲をコーヒー片手に味わえるほか、生演奏が行われることも。また、ランチタイムにライブが開催されるレストランもあり、明るい日差しの中でリラックスしながら音楽を楽しめます。優雅なランチタイムは、夜のジャズバーとはまた違った特別な時間。昼の宇都宮で、少し贅沢なひとときを過ごしてみませんか?
実はグルメも充実しています♪
「バーの食事は軽食だけ」なんて思っていませんか?宇都宮のジャズバーは、グルメも本格的。演奏が始まるディナータイムには、ジューシーなステーキやハンバーグ、窯焼きピッツァといったメインディッシュから、彩り豊かなカルパッチョやサラダまで、多彩な料理がテーブルを飾ります。お酒を片手に食事を楽しみ、やがて始まる生演奏に耳を傾ける。音楽と美食が溶け合う、宇都宮ならではの贅沢な大人の時間です。
注目のイベントガイド
宇都宮では一年を通して多彩なジャズイベントが開催され、街全体がステージになります。イベント情報をチェックし、足を運んでみてはいかがでしょうか。
- ミヤ・サンセットジャズ
- 夕暮れ時「オリオンスクエア」で行われるジャズライブイベント。例年6~9月ごろに複数日開催され、オレンジ色に染まる空と街並みを背景に、心地よい音楽を楽しむことができます。

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- 宮ふれあいステーションジャズ
- 宇都宮の玄関口となるJR宇都宮駅構内で、年に複数回開催されるイベント。おでかけや旅行の合間にふらっと立ち寄れるのも魅力で、市民や観光客に人気です。

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ジャズ気分をいつでも♪ 限定グッズを手に入れよう!
「ジャズの街」宇都宮では、ここでしか手に入らないオリジナルグッズも販売されています。Tシャツをはじめ、トートバッグ、缶バッジ、マグカップ、大谷石コースターなど、ジャズをモチーフにしたデザインがたくさん!お気に入りのアイテムを身に着けてジャズイベントに参加すれば、より一層気分が盛り上がりますよ♪

ジャズとカクテルで楽しむ、宇都宮の夜
宇都宮はカクテルの街としても知られています。ジャズに耳を傾けた後は、ぜひカクテルバーにも足を運んでみてはいかがでしょうか。全国バーテンダー技能競技大会で優勝したバーテンダーの店も多く、丁寧に作られたカクテルを口にするたび、優雅なひと時を味わえます。宇都宮の夜は長いため、音楽とお酒を心ゆくまで楽しみましょう。




































