瓦谷の神楽は、瓦谷町にある平野神社で伝承されており、市内では唯一残る里神楽です。
古事記・日本書紀の岩戸隠れの段でアメノウズメが神懸りして舞った舞いが起源とされる神楽。瓦谷の神楽の起源は定かではありませんが、江戸時代中期ごろの桃園天皇の御世(1747年から1762年)に京都の八坂神社の神楽が伝えられたと伝えられています。
元々旧暦の1月28日に奉納されていましたが、現在では1月の第1日曜日に、この年の五穀豊穣や疫病退散を祈願し朝から夕方まで奉納が行われます。
演目は、国定め・天狗・二神・四季・八幡・稲荷・岩戸二神・鬼女・大蛇・恵比寿など17種類が伝承され、また神楽に不可欠である面は31点、その他の衣装や道具も残されています。神楽の伝承は昭和42年に結成した瓦谷の神楽保存会が行っています。
お知らせ
2024年1月の開催は中止となりました。