宇都宮百人一首市民大会が今年も開催されます。現在、参加申込を受付けており、宇都宮市に在住、又は通勤・通学の方はどなたでも参加可能ですので、ぜひご参加下さい。
<宇都宮と百人一首の関わり>
百人一首は、藤原定家が、息子為家の妻の父、宇都宮頼綱(法名:蓮生)の懇望によって染筆した小倉色紙(小倉山荘色紙和歌)がはじまりです。後に、為家によって百人一首が成書となり、それが数多くの能書家による写本として現代に伝わってきたといわれています。
頼綱の妻は北条時政の娘。たまたま時政の陰謀に加担したと三代将軍源実朝より嫌疑を受け、やむをえず出家して謝罪し、法名を蓮生入道と号し、京都小倉山の北側に中院山荘という住居を構えました。
和歌が好きだった連生は、藤原定家と懇意になり、やがて、娘は定家の息子為家に嫁ぐほどでした。
当時、神社・仏閣・貴族の邸宅などの襖や障子に色紙を貼ることが行われており、特に定家のような当代一の大歌人であり選者の書いた色紙ならば別邸の誉れとなると蓮生は思い、襖の色紙を定家に懇望しました。高齢の定家は中風を患いながらもこれを承諾し、古来からの歌各一首、天智天皇より家隆、雅経に及ぶ秀歌百首を選んで送りました。
これが後に、さらに手を加えて百人一首として伝わるようになりました。つまり、和歌を愛した蓮生の懇望がなければ、百人一首は誕生しなかったのです。
日 時 | 2019年10月27日(日)8:00~16:00 |
会 場 | 宇都宮市元今泉5-6-18 宇都宮市体育館 |
参 加 申 込 期 間 |
2019年7月1日(月)~9月4日(水) 参加要項は下記URLをご参照下さい。 https://www.city.utsunomiya. tochigi.jp/_res/projects/ default_project/_page_/ 001/007/385/2019mousikomi.pdf ※生涯学習センター、地区市民センター等でも参加要項を配布しています。 |
問合せ | うつのみや百人一首市民大会実行委員会事務局 TEL:028-632-2767 FAX:028-632-2765 |